大阪青凌中学校・高等学校が島本町移転後初の入学式を挙行しました
2020.04.08
大阪青凌中学校・高等学校が令和2年度から、校地を大阪府高槻市から島本町に移転し、新校舎で初めてとなる入学式が7日、行われました。 大阪青凌中高は1983年、浪商高校の高槻校舎として開設され、85年に大阪青凌高校に改称し中学も設立。来年の浪商学園創立100周年記念事業として島本町のサントリー研究センターの跡地に新校舎が建設されました。 入学式は新型コロナウイルスに感染しないよう細心の注意が払われました。式は午前と午後の2部制で、新入生の中学生35人、高校生362人が2組に分かれて、体育館に席の間隔を広く開けて着席。国歌や校歌も斉唱せず静かに放送を聴き、保護者の出席もご遠慮いただきました。 入学式後は感染拡大防止の観点から休校措置が取られます。 式で福力稔校長は「今年、校地が移り、学校の歴史は皆さんによってつくられます。真新しい校舎の主役は君たち。大いに期待しています」とあいさつしました。浪商学園の野田賢治理事長は「皆さんに『成功は決定的ではなく失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ』という言葉を贈りたい。感染防止のため自宅学習が続くが、その時間で自らが立てた目標を達成するための力を蓄えてほしい」と門出を祝いました。 新校舎は斬新な設計でさまざまな工夫が凝らされています。玄関から教室に向かう広い階段スペースの「ライジングヒル」は階段の途中にミーティングや展示のできるスペースがあります。中庭テラスは人工芝やウッドデッキを設置した「憩いの場」で、周囲の廊下から見下ろすことができるため、様々なイベントでも利用できます。 入学式の後、全員にiPad(アイパッド)が手渡されました。休校期間中、毎日の朝礼・終礼や学習でも利用されます。 また、地元では大阪青凌の島本町移転を歓迎するムードが目立ちます。島本町商工会の青年部を中心に大阪青凌歓迎実行委員会が作られ、最寄り駅の阪急水無瀬駅前や商店街、JR島本駅周辺には「ようこそ島本町へ」と書かれた横断幕、のぼりが数多く設置されています。実行委員長の石本和弘さんは「大阪青凌は地元のイベントへの参加など地域還元に積極的と聞いています。移転は島本町にも大きくプラスになると思います」と期待しています。